エドワード・ルトワックの『日本4.0』



人間は平時が続くと、何もしないでいればその状態が永続的なものになると考えたがる。

しかし、だからこそ戦争が発生するのだ。何の選択もしないことが戦略的には最も悪い結果を

招く。

戦争を防ぐには、敵の買収、友好国への援助、さらには、先制攻撃で敵の攻撃力を奪うこと、

相手に降伏することなど、様々な選択肢が考えられるが、何もしなければ戦争への道をとめる

ことはできない。

いま、日本が直面しているのは、そうした事態なのである。

『日本4.0 国家戦略の新しいリアル』エドワード・ルトワック

前作の『戦争にチャンスを与えよ』も二〇一六年十月に来日した時に行ったインタビューと、

過去の論文、講演録を加えて、それらをまとめた構成になっていたが、今作も大体同じ様な枠

組み。

そして今回も、編集・翻訳・インタビューをしたのは、国際地政学研究所上席研究員の奥山真司

(おくやま・まさし)氏。

エドワード・ルトワック 米戦略国際問題研究所 (CSIS) 上級顧問

タイトルを見れば想像できるが、今回のメインテーマは「日本」についてであり、今現在の日

本が直面している問題に対して、どのような選択肢があるのか、過去(江戸・明治・戦後)にどん

な選択をしてきたのか、これからの時代にどのような発想で対処すれば良いのか、

などが論じられている。

ルトワックはよく日本の防衛関係者や軍事研究家などから「日本人は戦略下手だが、どうやっ

たら戦略を効率よく学ぶことができるか?」といった質問を受けるという。

その質問に対してルトワックは、あいにくだが、私はそうした質問に適切な答えを持ち合わせ

ていない、といい、なぜなら、日本人は戦略下手どころか、極めて高度な戦略文化(strategic

culture)を持っていると考えているからだ、として、日本の四百年間の歴史を眺め、

その江戸から戦後までの戦略的システムについて言及する。

それが本書の”帯び”にデカデカと書かれていること。

「江戸期になると、政治体制を変え、徹底した火器の抑制に成功するのである。

これは他の国ではまったく成し得なかったことである。

もともと家康は「同盟」の論理を知り尽くした天才的な戦略家だった。その対極にあるのは武

田信玄である。

彼は完璧な戦術家であり、彼の軍団は戦国最強と謳われたが、天下を治めることはできなかっ

た。戦略は戦術に勝るのである。(中略)

家康が選んだのは、外交によって敵対的な他者を減らし、消滅させる同盟の戦略だ。

適切な同盟相手を選び、戦術レベルの敗北に耐え続けることができれば、百回戦闘に負けて

も、戦争に勝利することができる。

彼が構築した幕藩体制は、敵を消失させる最高度の同盟戦略だったのである」(本書)

上述の一部のことは「文春オンライン」で掲載されていたことでもあり、『戦争にチャンスを

与えよ』でも論じられていたことでもある。

これをルトワックは「江戸システム」「日本1.0」と呼び、世界でも有数の銃の保有国だった

戦国時代から、完璧な「ガン・コントロール」を実現した江戸期の日本は特筆すべきである、

としている。

それに続くのが、西洋列強という圧倒的な勢力の挑戦を受け、「江戸システム」(日本1.0)から

バージョンアップさせて対応した、「明治システム」である「日本2.0」。

「もちろん近代化という問題に直面したのは日本だけではない。

しかし非ヨーロッパの国で、包括的な近代化を達成したのはやはり日本だけだったのだ。

(中略)

日本の近代化は、政治制度、経済、軍事、教育から、服装や髪型まで、社会全体に及んだ。

なかでも軍事を自らのアイデンティティとしていた侍が、自分たちの特権を否定する近代的な

軍隊への転換を指導したことは画期的だったといえる」(本書)

そして、一九四五年に敗戦すると、「明治システム」(日本2.0)から、弱点を強みに変えた「戦

後システム」「日本3.0」へ方針を転換する。

「たとえばアメリカは日本政府に帝国陸海軍の再建を禁じた。

これは近代国家としての存続を大いに危うくするものだったが、日本政府は「では、これから

は軍にカネをかけるのではなく、経済にカネを回そう」と、経済を軸とする国づくりに転進し

た。

このシステムによって、日本人は貧困の川を渡り、その対岸に位置する「なんとか生活できる

状態」をも越えて、世界でも有数の豊かさに至ったのである」(本書)

ここで重要だったのは、敗北をしっかり受け入れ、次に進んだことだった、としている。

「現代においても、敗北を認められない国々は少なくない。

たとえばパレスチナやアラブ諸国は、まだ一九六七年の第三次中東戦争で失ったヨルダン川西

岸を返してくれと要求している。

彼らが行き詰っているのは、実は過去の敗北に囚われ続けているからなのだ」(本書)

「戦後システム」(日本3.0)は、軍事的敗北から経済的勝利にうまく切り換えることができたシ

ステムだったとし、このシステムで最も重要だった省庁は「通産省」であり、それは、日本経

済と産業の立て直しが、最も重要な課題だったからだ、としている。

「軍事面で大きな制限を受けた戦後日本は、その安全保障の軸を日米同盟に求めた。

というよりも、日米同盟こそ「戦後システム」の前提条件だともいえる。そこで日本は「同盟

メンテナンス」を忠実に実践してきた。

つまり日米同盟の維持、円滑な運営のための努力を続けてきたのである。(中略)

この「戦後システム」によって、日本は過去七十年間にわたって、国防費をGDPのわずか一%

前後に抑えてきたのである。

しかもこのような状態で、誰も日本を攻撃してこなかった。(中略)

冒頭で触れたような「日本人は戦略下手」という自己認識自体が、「戦後システム」という、

それなりによく出来た、そして経済的繁栄をもたらした戦略の産物だったのである」(本書)

だがしかし、そろそろ「戦後システム」(日本3.0)から新しいシステムを作る必要に迫られてい

るのではないだろうか、とルトワックは指摘しているが、多くの日本人も感じていることでも

ある。

それは「戦後システム」(日本3.0)をベースにして、「同盟」を有効に使いつつ、目の前の危機

にすばやく、実践的に対応しうる自前のシステム。

これをルトワックは、「日本4.0」と名付けている。

その「日本4.0」が戦わなければならない場所は、北朝鮮の脅威であり、米中対立を軸とした

「地経学」(ジオエコノミックス)的紛争であり、日本国内の深刻な問題である少子化であると

している。

北朝鮮の脅威に対してでは、北朝鮮による核の威嚇には、原則的に、抑止の論理は効かないと

し、抑止のルールの外側に出ようとする国家に対して必要なのは、「抑止」ではなく防衛とし

ての「先制攻撃」である、としている。

ちなみにルトワックは、『エドワード・ルトワックの戦略論』の中で抑止の定義を次のようにし

ている。

「抑止は、敵が威嚇を信頼性の高いものと考え、懲罰が報酬よりも大きいと計算して初めて成

立する」(『エドワード・ルトワックの戦略論』)

「先制攻撃」を具体的に述べているが、それは、北朝鮮のすべての核関連施設と、すべてのミ

サイルを排除するということであり、軍事的非核化であるとし、「同盟メンテナンス」のメン

タリティから、「作戦実行」のメンタリティに移行が必要であると。

「アメリカが軍事オプションを示唆したから、金正恩は会談の席についたのであり、いま進ん

でいる交渉も、米軍の先制攻撃能力に裏打ちされたものなのだ。

それが交渉であれ、軍事的な方法であれ、北朝鮮が抑止の対象ではなく、武装解除されるべき

国であることに変わりないのである。

日本にとっての問題は、一九四五年以降、きわめて有効に機能してきた「戦後システム」が、

北朝鮮というむき出しの脅威に対応できなかったということだ」(本書)

日本の危機は、日本自らが対処するしかない時代に入ったのであり、それは尖閣諸島に対して

も同様であり、これからの日本の課題は、こうした実戦的な対応力を身に付けることだと、

ルトワックは指摘する。

「北朝鮮のようなむき出しの脅威に対しては、日本はまず自力で、自らの責任で、自国の安全

保障を最優先させるべきなのだ。

これが「自前の国家安全保障」であり、そこで必要となるのが「作戦実行メンタリティ」なの

である」(本書)

「それは日本人が「同盟」だけに頼りすぎた「戦後システム」を更新し、

新たなシステム、「日本4.0」にアップグレードすることでもあるのだ」(本書)

それには自衛隊の進化が不可欠であり、本当の戦闘能力を持った軍隊に変えることであるとし

ている。

「日本の自衛隊はサプライズ(奇襲)を基盤として演習を始めなくてはならない。

警告なしに、カレンダーに入っていない、準備のない状態での演習だ。命令が下ったら即座に

動くのである。

これを繰り返せば、本当の「戦闘能力」を得ることができる」(本書)

自衛隊には高度なスキルもあり、任務を遂行する意識も高く、実現を可能にするだけの条件は

すでに整えられていると。ルトワックは、北海道で陸自の演習を見たことがあるという。

ちなみに、ルトワックによる戦争で守る原則は、

① 常にアクションを仕掛けること ② 即興性を忘れないこと ③ リスクをとること

そして、上述の先制攻撃能力もそうなのだが、日本に一番欠けていることは、

現地での諜報活動、フィールドインテリジェンスだと指摘する。

「日本は若者を訓練して、海外で偵察活動に従事させるべきだ。

そこで必要になるのは、旅が好きで順応性も高く、人の話をよく聞き友人をつくるのが上手い

人材だ」(本書)

ルトワック自身もキャリアを偵察兵としてスタートしており、スパイは非常にフレンドリーな

人間でなければならないと指摘する。

少子化についても、安全保障と通底している問題であり、将来の納税者が減少すれば、

近代国家は衰退するしかなく、子どもがいなければ、安全保障の論議など何の意味もないとい

うことになり、

どんなに高度な防衛システムを完成させても、国内の子どもが減り続けている国が戦争に勝て

るだろうか? 未来の繁栄が約束されるのだろうか?

と、少子化問題を長年議論しながら、決定的な施策を打ち出せていない、リアリズムの視点が

欠けた日本人に疑問を投げかけている。

「もし日本が本当に戦略的な施策を打ち出すのであれば、最も優先されるべきは、無償のチャ

イルドケアだろう。(中略)

「日本4.0」が最初に取り組むべきは、日本人が得意とする包括的なチャイルドケアシステム

の構築だ」(本書)

それは、イスラエルも実施している不妊治療の無料化であり、妊婦が必要とする諸費用、出産

費用、小学校に行くまでの費用などを国が負担すること。

「高齢化が行き着くと、国内の雰囲気は保守化し、悲観的になる。未来のことを考えない近視

眼的な思考がはびこるようになるのだ。

私は日本の右派の人々に問いたい。

あなたが真の愛国者かどうかは、チャイルドケアを支持するかどうかでわかる。

民族主義者は国旗を大事にするが、愛国者は国にとって最も大事なのが子どもたちであること

を知っているのだ」(本書)

飛び飛びに順不同で引用し、要約したので分かりづらいかもしれないが、これらのことを

前半の第一章~第五章までで論じられている。

第一章 日本4.0とは何か? 第二章 北朝鮮の非核化は可能か? 第三章 自衛隊進化論

第四章 日本は核武装すべきではない 第五章 自衛隊のための特殊部隊論

後半の第六章「冷戦後に戦争の文化が変わった」では、一九九五年に「フォーリン・アフェアー

ズ」誌に掲載された「ポスト・ヒロイック・ウォーに向かって」という論文をベースにし、

冷戦後に起きた「戦争文化」の転換について説明している。それは三点ある。

・冷戦による戦争抑止状態から、戦争がより起こりやすくなった。

つまり、歯止めがかかりにくくなった。

・冷戦期を含むナポレオン以降の戦争は、国民全体を熱狂させる「国民戦争」、「総力戦」の傾

向が強かった。

そこでは戦争は英雄的(ヒロイック・ウォー)だったが、現在、世界を脅かすような大国は存在せ

ず、アメリカを直接脅かし、その重大な国益を害する「偉大な国家目的の戦われる戦争」は起

こりにくくなっている。

・そこでは犠牲者を出すリスクが過剰なまでに回避される。

これが「ポスト・ヒロイック・ウォー」である。

二十年以上たった論文だが、「ポスト・ヒロイック・ウォー」の行き過ぎが、もはや戦略的合理

性を失う段階にまで来ているとし、そんな時代に適応した戦略とは何か、ということを掘り下

げて論じられている。

第七章「「リスク回避」が戦争を長期化させる」では、「ポスト・ヒロイック・ウォー」でリス

ク回避を選択することによって、犠牲者を出さないために、とんでもない量のリソースや最先

端のテクノロジーを使い、そのことによって戦争がいつまでも続き、かえって犠牲が増大する

可能性がある、と逆説的に捉え説明している。

「戦争による犠牲をいかにしたら減らせるかを考えること自体は間違っていない。

しかし、犠牲というものをゼロにすること、その責任を徹底的に回避しながら戦争を行うこと

はほとんど不可能である。

それは戦争を長引かせ、コストを浪費させるばかりなのだ」(本書)

アメリカ国防長官のマティスなどに対して、

「彼らは反撃してくるような敵と戦った経験を持っていない。

彼らはたしかに戦場で戦功を挙げたのだが、その戦った相手は、ろくに武器を持っていないよ

うな相手ばかりなのだ」(本書)

と、ルトワックだからいえることであり、とても印象的だった。

第八章 「地政学から地経学へ」では、「地政学から地経学へ 紛争の論理、貿易の文法」とし

て、一九九〇年に「ナショナル・インタレスト」誌に掲載された論文をもとにしている。

ちなみに、ルトワックは、二〇一九年一月のダボス会議で、「地経学」をテーマにした講演を

打診されているという。

「この「地経学」(ジオエコノミックス)という概念は、「地政学」(ジオポリティックス)とい

う概念を発展させたものだ。

地理的な環境が、国家に対して政治的、軍事的に与える影響を俯瞰したものが地政学だが、

そこに経済の側面を加えたものが地経学である。

冷戦後の大きな流れとして、私は、国家間の競争のフィールドが軍事から経済へと、その中心

を移しつつあることに気づいた」(本書)

一九九〇年にルトワックが地経学を提唱してから、ここ数年、地経学が再び息を吹き返してき

たとされており、二〇一〇年に「地経学の復活」という論文を、オーストラリアのローウィ国

際政策研究所のマーク・サールウェルも書いている。(『現代日本の地政学』で詳しい)

第九章「米中が戦う地経学的紛争」では、その地経学を踏まえながら、現在の中国は、軍事的

にアメリカに対抗できるような状態にはなく、そのかわりに地経学的紛争が展開されていると

して論じられている。

「米中の対立の主戦場は、もはや軍事的な領域から、地経学的な領域、すなわち経済とテクノ

ロジーをめぐる紛争に移りつつある。

トランプが中国に対して持っている関心は、まさに地経学的なものだ。そのひとつが貿易のル

ールの変更である」(本書)

トランプは、南シナ海で海上封鎖をしようとしていたが、マティス国防長官が反対して実現で

きなかった、とルトワックは指摘する。

「マティスは辞めさせられない。すでにコミーFBI長官などを次々に辞職させており、政治的

に厳しい状況にあるからだ。

そこでトランプに残された唯一の手段が、中国との貿易戦争だったのだ」(本書)

もともとトランプは、地経学に焦点をしぼっていたわけではなく、アフガニスタンとイラクか

ら撤退し、ウクライナなどでもプーチンと手打ちをして、軍事的に中国に集中したい、

と考えていたみたいだが、様々な要因がかさなり地経学的な貿易戦争に至ったとしている。

以上が後半の要約であり、

第六章「冷戦後に戦争の文化が変わった」 第七章「「リスク回避」が戦争を長期化させる」

第八章 「地政学から地経学へ」      第九章「米中が戦う地経学的紛争」

としている。

外交や安全保障が苦手なのが日本人の特徴であり、国内での議論も硬直化する傾向があると感

じることが多いが、外部の戦略家から独特な視点で、刺激的な分析内容を投げかけてくれてい

るので、馴染みのない問題に対しては、吃驚するようなことも多々あるが、平和ボケした日本

人にとっては、それぐらいがちょうどいいのかもしれない。


そろそろ十月に差し掛かるが、今年もエドワード・ルトワックは来日するのだろうか?

来日したらインタビューを行い、来年の今頃にルトワック本は出版されるのだろか?

いずれにしても、出版に携わった方々には感謝。

戦略は、日常生活の常識的論理ではなく、戦略自体の特別な論理によって支配されている。

『エドワード・ルトワックの戦略論』エドワード・ルトワック

「生命の原則」を拒否した後に残るのは、「死」だけだ。

戦いが、「野蛮」で「原始的」で「後退的」とみなされるようになれば、

子供は生まれなくなる。

「男は戦いを好み、女は戦士を好む」という文化を失った国は、いずれ消滅する。

『戦争にチャンスを与えよ』エドワード・ルトワック

*追記*

ルトワックは例年通り十月に来日し、BSフジの『プライムニュース』に出演し、雑誌や新聞

などのインタビューにも応じた。

十月十三日の読売新聞にインタビューした記事が掲載されているが、

「ペンス氏の対中政策演説は、長期にわたる対決が始まったという公式な表明だ。

演説で指摘されたことはどれも、トランプ、ペンス両氏特有のアイデアではなく、

ワシントンで合意された内容を述べたと言える。

米国でも親中派は激減しており、両氏が去ってもこの政策は継続する。

単なる政治演説ではなく、国家声明として受け止めるべきだ」

「地政学の時代には、対決は戦争によって終わったが、

米中対決は主に地経学の戦略によって争われている。

南シナ海で米中の軍艦が接近しても、米中とも戦争を仕掛けるつもりはない。

仮に中国艦が米艦に衝突すれば、米艦にたたきのめされるだけだ」

「この対決がいつまで続くのかはわからない。おそらく習政権が倒れるまで続くだろう。

もちろん、中国指導部がどこかで交代し、『平和的な台頭』路線に戻る可能性は論理的にはあ

る。いずれにしても、我々は守るべきものを守り、あとは待つだけだ。

私は、米国の勝利に絶対の自信がある。

米国にはインド、日本、ベトナム、オーストラリアなどとの連携があり、

より多くの人口、技術、製品、資金を有する。必要なのは協調していくことだ」

本書で展開されているのと同様の内容で語り、更に踏み込んで言及している。

ルトワックが出演した『プライムニュース』でも、北朝鮮の問題やマティス国防長官のこと、

イージス・アショアや中国のこと、日本4.0のことなどについて語っていたのが印象的だった。

特に一緒に出演していた中谷元(げん)・元防衛大臣が、

ルトワックの「大国は小国に勝てない」という論理に言及したときに、

ルトワックが嬉しそうに聞いていたのが愉快だった。

最近『エドワード・ルトワックの戦略論』を再読したが、

その中でも「ポスト・ヒロイック・ウォー」にも言及していた。

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エドワード・ルトワック 文藝春秋 2018-09-20